木の板のお話し
今回は板のお話し
テーブルによっては長く使うと反ってしまい、表面が波打つものも。
中には「ビシっ」と綺麗に割れてしまうものも。。。
無垢板にもデメリットがあるので、、、
こんにちは、3000件のお宅に上がり、家具の悩みを聞いてきたaomaaomaです。
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ブログの名前になっている「板って漢字で書きなさい」は指物の職人さんに教えられた事です。
日々テーブルの修理で預かった、十数年使われたテーブルを見てふとおこった疑問がきっかけでした。
「無垢のテーブルってなんで反るんですか?」
・「そりゃ、あんた、板って漢字で書きなさいな。そしたらわかるさかい」
「?」
「板… 木へんに、反対の反。あ!」
「木が反る」
・「そうや、木が反るようになったら板なんよ」
という、職人とんちで板が反りについてか教えられました。
実際にはには木表と木裏の乾燥速度の違いや、収縮速度の違い、外部からの刺激など影響しますが、板という製品になった途端に反りが始まります。
(詳しく解説されている記事を見つけましたが、リンク可否を確認中です。)
という事は…
厚みのある無垢材のテーブルは処置しておかないと反るという事です。
その反りを最小限に抑える処置がほとんどの家具には施されています。
でも、修理の営業時代に「なんで反るんだろう?」と疑問を持ってしまうということは、その処置をしていてもやはり、反ってしまうもの。
処置ってなによ?
無垢のテーブルは反ってしまうので、「反りどめ」と言われる部材を取り付けたり、埋め込んだりします。
埋め込みのものはとくに問題ないのですが、取り付けるタイプのものがクセモノ
特に、「足を組むのが癖」「肘掛の椅子をつかいたい」という方にとってクセモノです。
反り止めが取りついている分、天板下の空間が小さくなってしまい、足を組むと当たり、肘掛椅子をしまう時に邪魔になってしまいます。
また、すご~く乱暴ですが、「無垢テーブルは金額が高い」
限りある予算の中でテーブルに金額を取られて、、椅子がないがしろになってしまっては残念ダイニングになってしまいます。
極端ですが、テーブルは無垢だろうが、貼物の合板だろうが、体への影響は全く関係ない!
体に影響あるとすれば、椅子との高さの兼ね合いです。
板の組成(無垢なのか合板なのか)は関係ありません。
ダイニングで「力」をかけるのは椅子なんです。
とはいえ、テーブルを買い換えるなら無垢がいい!
絶対、絶対!!無垢がいい!のであれば無垢のテーブルにしましょう。
金額の大きな買い物なので、愛着を持って長く使いたいという方には本当にいいものだと思います。
とはいえ、テーブルも道具。
使っているうちに、反ってしまったり、輪ジミや焼け焦げがついたりと傷んでしまいます。
使い続けて、反ってしまったり割れてしまった時には、ぜひプロの修理屋さんに修理してもらいましょう!
まとめてみるとこんな感じです。
・無垢の板は反る
・反りを抑える部材は注意が必要
・無垢製品は金額にも注意が必要
・無垢だろうが、合板だろうがテーブルなら体への影響はない